これを読んでいる初心者は、毎日のようにダーツの練習をしていることだろう。
そんな時、突然やってくるのがとてつもない不調。
練習してても解決しない時に実際にやったことを紹介する。
その1:全く投げない
かなり極論のように思えるが、効果がある。
一度、ダーツとは距離を置いて、全く投げない期間をつくるとよい。
そして、またダーツがしたくなったら、投げればいい。
人によって様々だが、全く違った感覚を感じる。
実際にイップスで完全に投げれなくなり、5年ほど投げなかったが、今では完全に解消されている。
以前は負けて失うものがあるという錯覚で、追い込まれるように投げていたが、距離を置いたことである種の開き直りみたいなものが生まれた。
練習量を増やして戻る人もいるにはいるが、一度距離を置いてみるのもおすすめだ。
その2:ダーツとは関係のない本を読む
気分転換という意味もあるが、関係なさそうな知識が意外と繋がることはよくある。
不調にかかわらず、1か月に一冊程度の読書はおすすめだ。
実際に読んで、ダーツとの向き合い方や練習への向き合い方が変わったのが「勝ち続ける意志力:梅原大吾」だ。
勝ち続ける意志力 (小学館101新書)
彼は知る人ぞ知る日本人初のプロ格闘ゲーマーで、プロゲーマーがメジャーになる時代から格闘ゲームに向き合ってきた人。
今では国内外問わずレジェンドな人だが、そこに至るまでの苦悩や挫折がこの本に書かれている。
不調の時はとても参考になるはずだ。
最近のものでいくと「世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0:ときど」もおすすめだ。
世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0
こちらもプロ格闘ゲーマーの人だが、彼は経歴が面白い。
なんと東大卒でプロゲーマーなのだ。
そのため、練習方法やプレイスタイルがロジック化していて、無駄がない。
だが、無駄が無い故の失敗談が書かれている。
成功は努力だけでも到達できるが、その先の成功し続けるには努力だけでは到達できないということを説明している。
東大卒というと堅苦しいことが書いてあるように思えるが、ゲーマー以外にも読みやすいものになっているので、一度読んでみるとよい。
余談だが過去に一度、トーナメントで対戦した小学生の女の子の話。
彼女の投げるダーツは、小柄な身体からは想像できないほど回転しながら真っ直ぐに飛んでいくのだ。
以前はターゲットの手前で失速していたらしいが、たまたま読んだ本に「ロケットは空気抵抗を減らすため、機体を回転させながら飛ぶ」と書いてあるのを見つけて、ダーツに応用したそうだ。(ちなみに、この物理現象をジャイロ効果というらしい)
このように、意外な知識が不調解消に繋がることがあるのだ。
その3:ダーツをしたことがない人とダーツをする
ダーツをしたことはないが、ダーツに興味がある人がよい。興味がない人にとってはただの迷惑でしかないからだ。
そういった人と行くと、必ずこちらから色々教える状況が生まれる。
個人での練習はインプットばかりになってしまうので、こういう機会を使って知識をアウトプットするのが狙いだ。
そうすることで、自分がどれだけ理解していてどこが理解できていないかの気づきにもなる。
教えることで意外な発見もあるかもしれない。
まとめ
とにかく不調の時は、無理に投げない。これは一番大事なこと。
どうにかしなければという焦りで練習を行うと、私のように故障に繋がる恐れがある。
おかげで未だに、急に気圧が下がったり季節の変わり目では手に力が入らないほどの鈍痛がありとても辛い。
とにかく、せっかく出会ったダーツが嫌いにならないようにと、私のようにならないように、参考にしてほしい。