初めてのバレルを購入したら、絶対といっていいほどこの質問が来る。
「おすすめのセッテイングってなんですか？」
今回はセッティングについて解説していく。
セットに入っているもので組む
まずは購入したセットに入っているパーツで投げてみる。
恐らく、狙ったところに飛ばなくて「あー、セッテイングが悪いのかな？」と思うだろう。
実はこれはセッテイングの問題ではなく、単に経験不足なだけ。
気にせずどんどん投げてほしい。
ダーツ自体が一か所に集まりだしたり、投げたいところ付近に集まりだしたら、そのセッテイングは正解ということになる。
もしも、狙いより大きく外れたり、ダーツの挙動がおかしい（例えば、リアが大きく円を描きながら飛ぶ。ボードに刺さらない。など）場合は、次の順番でセッテイングを変更するとよい。
フライトの変更
フライトは、空中での姿勢制御をおこなうパーツだと思ってくれればよい。
大きければ空気抵抗が大きくなり、ゆっくりと降下していく。
ダーツの軌道が狙ったところよりも下に落ちるようなら、小さなものに変えてみるとよい。
このシェイプ型は、セットに入っているスタンダードよりも少し小さめで同じ形をしている。これで少し落下が改善されると思うが、まだしっくりこないのであればもう少し小さめのものを選択してみるとよい。
このティアドロップは横幅が丸みを帯びているので、空気抵抗は少なめだ。
より直線的に飛ぼうとするので試してみるとよい。
このほかにも様々な形状があるが、大きくするか小さくするかの考え方は同じなので、そこをベースに形状をイメージしていけばよいだろう。
シャフトの変更
シャフトはバレルからフライトまでの長さを変更するので、長ければフライトの影響が出やすくなる。
長ければ曲線的に、短ければ直線的に飛ぶようになる。
それ以外にも、長いことでテークバックの際に顔などにダーツが触れるのならば、少しづつ短めのものにしていくとよい。
材質によって折れにくくなるなどの利点があるが、金属などになると重量が出てバレルの重心が変わる可能性もあるので、覚えておいてほしい。
また、メーカーによって使用できるフライトが限定されることもあるので、購入する際は注意しよう。
チップの変更
微妙に形状が違うが、初心者の頃は見て目でよい。注意する点は長さ。
ボードに刺さらなかったり、よく折れるようなら短めにしてみても良いだろう。
まとめ
結論を言うと、初心者におすすめのセッテイングは特にない。ボードに刺さるまでの軌道をいかにイメージに近づけるかを考えるとよいだろう。
しかし、全パーツを一気に変更してしまうと、今まで出来ていた投げ方では上手く飛ばなくなる可能性があるし、それが悩みにつながる恐れがある。
一か所ずつ様子を見ながらセッテイングを出してほしい。
