最初にお伝えしておきますが、そんなに上手くないです。
フェニックスとライブ共に、レーティングはAとBの境目をウロウロしていた程度です。ほとんどBの滞在期間の方が長いですが。
私のかじってきた趣味の中では一番長かったと思う。それはやはり、同じ趣味の仲間がいたからだと思う。
ほとんどの趣味をやめるきっかけが「ひとりで始めて飽きる」とか「同じ趣味をする人との温度差についていけない」だった。
そんな中で、ダーツはちょうど良かったのだと思う。
ダーツは何がよかったのか
元々酒好きで、飲みの延長でやれたことも良かったのだが、一番の理由はスポーツの中でも身体能力にあまり影響されないからではないだろうか。
そう言うと「いや、そんなことない!長いトーナメントでは体力勝負だ!」という意見もあるだろうが、球技や陸上競技のような思いっきり肉体を酷使するようなスポーツと比べてという意味である。
私は元々、野球とソフトテニスを部活でやっていたのだが、両方とも基礎練習がクソつまらなかったから続かなかった。筋トレとか走り込みとか特に嫌いだ。
ダーツは筋力重視のスポーツではないので、何歳になっても続けられという部分がよかった。
なぜ冷めてしまったのか
趣味の延長から、いつのまにか競技として意識をするようになってから、段々とおかしくなっていった。
とにかく負けたくない、トーナメントで優勝したいと思うようになり、投げ込む時間が増えた。
結果、利き腕が異常に発熱したり痛みがあったことに気づかず、最後はそんなに上手くもないのに的を外すことのプレッシャーからイップスになり、我に返った。
なにごとも適当がよい
ダーツは嫌いになったわけではない。今でも時々投げている。
あの当時の情熱はないが今は気持ちの距離を置いた分、以前より楽しいかもしれない。
ダーツに限った話ではないが、この記事はスポーツに真剣に取り組んでいる方々を批判しているわけではない。
ただ、真剣に取り組んだ結果、大きく挫折したとき、一度距離を置くとよいよということが言いたいだけである。
最後に
毎年11月のこの時期になると、若くして亡くなった仲間(といってもかなり年上の方だが)を思い出す。
ダーツを始めたことで彼と出会い、大人として大事な部分をたくさん教えてもらった。
10月末に一緒に食事をして突然の事だったのもあり、未だに気持ちを引きずっている。
今年もまもなく月命日です。そちらにうまい酒はありますでしょうか?