冬に備えてスタッドレスタイヤに履き替えるのは、急な降雪でも安心である。
だが年間を通して数えるほどしか雪が降らないような地域で、毎年タイヤを履き替える作業をするのは面倒くさい。
何より、雪が降らないのにスタッドレスタイヤの寿命を減らすのはもったいないだろう。
地域によっては、オールシーズンタイヤを使用するのも良い。
オールシーズンタイヤのメリット
オールシーズンタイヤとはざっくりと言うならば、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの中間にあるタイヤのイメージだろうか。
乾いた路面から圧雪路面、湿った路面まで幅広く対応できる。
スタッドレスタイヤの弱点である、乾いた路面と湿った路面でも十分なブレーキ性能を発揮することができる。
そのため、夏場にも使用が可能なのでスタッドレスタイヤのように交換が不要である。
そして意外と知られていないが、高速道路の冬用タイヤ規制で使用できる。
オールシーズンタイヤのデメリット
オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤと比べてゴムが硬く溝が浅い。
そのため氷結路面にはあまり相性が良くない。
また、雪質によっては溝に詰まってしまい、性能が落ちることがある。
既に降雪状態の場所へ出かける際は注意が必要だ。
オールシーズンタイヤ+タイヤチェーンの組み合わせならば死角はない
考えた結果、住んでいる場所が降雪地帯ではなく、冬場に何度か降雪地帯へ出かける予定がある人ならば、オールシーズンタイヤを履きタイヤチェーンを持っているのがコスト面で良いだろう。
この組み合わせならば、弱点である凍結路面もカバーすることができる。
とはいえ、万能タイヤではない。走行する際はもしもの時に対処が可能な速度で走行するようにしてほしい。
※2020年1月23日更新
オールシーズンタイヤにタイヤチェーンの組み合わせより、こちらの方が最強かもしれない。
「これからオートソックスは最強かもしれない」